「イヤイヤ期はアツアツのおにぎりを作るようなもの」を実感した1年!娘と闘って成長した母の話

【育児体験談】「イヤイヤ期はアツアツのおにぎりを作るようなもの」を実感した1年!娘と闘って成長した母の話

【自分の年齢】(イヤイヤ期育児の当時)
33歳
【自分の職業】(イヤイヤ期育児の当時)
専業主婦

【夫の年齢】(イヤイヤ期育児の当時)
40歳
【夫の職業】(イヤイヤ期育児の当時)
会社員

【住んでいた住宅と環境】(イヤイヤ期育児の当時)
一戸建て。
4人家族(夫、8歳の息子、2歳の娘)。
穏やかなご近所さんばかりで静かな住宅街でした。
同年代の子がいるご近所さんもいて、時々一緒に遊ばせていました。





【性別】
女の子
【兄弟姉妹】
8歳のお兄ちゃんがいた。
【子供の性格】
自己主張の激しい性格で、何でもやりたい、という子でした。
イヤイヤ期の頃、一番好きだったのはアンパンマン。
好きなのはおままごと。
カメラを向けるとカメラ目線のにっこり笑顔は最高でした。
ママ大好き、ママ抱っこ、ママが言うことを聞いてくれたらうれしい、でした。
大きな音には怖がっていましたが、基本的には怖いもの知らずな性格です。




【始まりと予兆】
もともと主張が激しい子だったので、予兆があったという感じではありませんでしたが、準備した洋服を着ない、ということからイヤイヤが激しくなり、いよいよ本格的に来たなと気付きました。

【イヤイヤ期の期間】
2歳1ヶ月から3歳2ヵ月くらいまで。



【こんなイヤイヤをする】
・準備していた洋服を着ない
・着せようとすると「自分で!」
・晴れていても長くつを履きたい
・持っていけないというおもちゃを持って出かけたがる
・お風呂にはいるよ→イヤだ
・ご飯だよ→イヤだ

【具体的に言うと・・・】
子どもと2人で過ごす時間が長かったので、イヤイヤに付き合っているとイライラし、娘につい声を荒げてしまう自分が嫌でした。
お兄ちゃんが小学校から帰ってくると、その友達も遊びに来たりして、気が紛れて娘もうれしそうでした。
夫が忙しくてほとんど家にいなかったので、一人で家事と育児をしていて、社会から取り残されたような生活をしていたのもきついと感じていました。
今考えると、なかなか恵まれたいい時間を過ごせたと思うのですが、その頃は大人と話をする時間がほとんどなくて、まだ会話のできる小学生のお兄ちゃんとその友達が救いだと感じているような生活でした。
もう少し夫と話だけでもできていたら楽だったのかなあと思いますが、夜は疲れて先に自分が寝てしまっていました。




【当時の心境】
自分の時間がほしい!誰かと話したい!と思っていました。
子供がニコニコしている時間は、幸せだなあと思っていましたが、少し離れたいというのが正直な気持ちでした。
外出の時に身軽に出かけたいとも思っていました。




【夫の対応】
夫はほとんど家にいない時期だったので、娘は夫には少しよそよそしい態度でした。
「パパ来ないで」というようなことも多くて、思いきりイヤイヤするのはママに対してのみでした。
夫がかかわると余計に面倒なことになることもあり、あまり近づいてもらわない方がかえって楽でした。
特にちゃんと話し合いもしなかったです。




【工夫と便利グッズ】
イヤ!が始まるとどうしようもなくなるので、選択肢を出して選ばせるようにしていました。
外出の時には小さなおもちゃや絵本は持ち歩いてイヤイヤモードにならないようにしたり、お菓子やジュースで気分転換できるようにしたりしました。
イヤだと言い出し、エスカレートしてから、あれこれと妥協案を出すのは無駄でした。




【強烈な思い出】
出かけなければいけない時間が差し迫っているのに「着替えがイヤ」、そもそも「お出かけもイヤ」とイヤイヤ全開。
「時間がないの!」「お願いだから!」「何で分からないの!」とこちらもエスカレートしていったのを覚えています。
最終的に「もうママ行くからね!」と怒って外に出てしまうとさらに大きな泣き声が…。
戻ってまだイライラが収まらない私に「ママ、こわい…」と娘に言われました。
この時は言い過ぎた、ごめんね…という気持ちになったものです。
泣き疲れて寝てしまい、出かける約束もキャンセルしてしまって、情けない気持ちになりました。
これは忘れられない強烈な思い出です。
2人で家にいた時のことなので、このバトルを助けてくれる人も、かかわった人もいなくて、エスカレートしてしまったのだと思います。




【後悔してること】
ひっくり返って大泣き、大暴れしていると情けない気持ちになり、「もう知らない」と何度言ったことか。
益々、泣いて暴れるだけで、もっと離れて放っておけばよかったと後悔しています。
ワンオペ育児だったので夫はそんな思いはしていなくて悔しいです。




【嬉しかったこと】
ママ〜!と甘えてくる時の満面の笑顔は格別でした。
できることがどんどん増えて、おしゃべりがとても上手で、リボンやピンクやフリフリが大好きで、イヤイヤしていない時間はうちの娘が一番かわいいと思っていました。
「ママ大好き?」といつも言ってくれていたのが今はとてもいい思い出です。




【現在】
イヤイヤ期から12年、今や14歳。
穏やかなお兄ちゃんとは穏やかに会話しているけれど、母娘の戦いはまだまだ続く反抗期。
夫がかかわると余計にややこしいので離れていてもらってありがたいです。
イヤイヤ期も、現在の反抗期も成長の証。
今の家庭は、家族がそれぞれ元気で自分のやりたいことをして、また帰ってこられる安心できる家庭であることがうれしい。
イヤイヤ期は泣いたり怒ったり、でもママ、ママと甘えてきていたのが懐かしいかな…。
いつかこの反抗期も懐かしく思い出し、笑い話になることでしょう。



【当時の自分へのアドバイス】
イヤイヤ期は子どもに選択をさせるといいです。
どっちがいい?と自分で選べたらある程度スムーズになることもあります。
してはいけないのは無理やり従わせようとすること。
余計に時間がかかるだけなので、急がば回れです。
ここはひたすら忍耐。
つかず離れずで、ひっくり返っている我が子を「やってるなあ」と楽しむくらいの余裕が持てるといい思います。
そのためにはあまりちゃんとやろうと思わないこと。
ファイト!