他人の目を気にすると、イヤイヤ期は辛すぎる。イヤイヤ期は諦めが肝心。じっくり観察して理不尽なイヤイヤを楽しもう。

【育児体験談】他人の目を気にすると、イヤイヤ期は辛すぎる。イヤイヤ期は諦めが肝心。じっくり観察して理不尽なイヤイヤを楽しもう。

【自分の年齢】(イヤイヤ期育児の当時)
43歳から46歳
【自分の職業】(イヤイヤ期育児の当時)
専業主婦

【夫の年齢】(イヤイヤ期育児の当時)
48歳から51歳
【夫の職業】(イヤイヤ期育児の当時)
会社員

【住んでいた住宅と環境】(イヤイヤ期育児の当時)
戸建ての一軒家に私と夫、娘一人の三人家族です。
近くに実家があるので、よく遊びに行っておじいちゃんおばあちゃんに可愛がってもらっています。
地方都市の田舎過ぎず都会すぎず便利な場所で、大きな公園が近くにあったり近所の方が気軽に声を掛けてくれたりと子育てしやすい環境だと思います。





【性別】
女の子
【兄弟姉妹】
一人っ子です。高齢出産なので、最初からこの子だけと決めていました。
【子供の性格】
元気いっぱいで社交的、好奇心旺盛な怖いもの知らずのママ大好きっ子です。
人が好き、おしゃべりが大好きで誰にでもニコニコと嬉しそうに話しかけるのでご近所の方のアイドルです。
動の遊びも静の遊びもそれぞれ楽しみます。
のびのびしていて子供らしい子供と言われる反面、気が向くとすごい集中力を発揮します。
物事の仕組みに興味を持つことが多く、じっと観察したり触って実験してみたりと理系女子的な側面もあります。
赤ちゃんの頃から自分の意志ははっきりしています。
機嫌の良い時は非常に寛容で気持ちの切り替えの早い子ですが、機嫌が良くない時は自分の決めた行動やマイルールを邪魔されると持ち前の自我の強さ、頑固さを発揮して怒ります。




【始まりと予兆】
2歳1ヶ月の頃、大好きな機関車のおもちゃがたくさんある所に遊びに行きました。
始めは娘が一人で遊んでいたのですが、他の子が来た途端、自分のお気に入りのおもちゃを取られないよう抱え込みました。
これまでの娘ならば、みんなにおもちゃを配って一緒に遊ぼうと誘っていたと思います。
それなのに。
このはじめての行動に、私の方が動揺しました。
今思うと、これが予兆だったのかなと思います。
イヤイヤ期が始まったのは、2歳2ヶ月からでした。
0歳の頃から週に一回、同い年の子を集めて手遊びや運動遊びをする子育て支援センターのクラスに参加していました。
ところが2歳2か月になった途端行きたがらなくなりました。
どうしたのかと支援センターの先生に相談した所、イヤイヤ期が始まったみたいねと言われたので、開始時期は確かじゃないかなと思います。

【イヤイヤ期の期間】
2歳2ヶ月くらいから。3歳から4歳がピークで、5歳になって少し落ち着いてきたような細々と続いているような感じです。



【こんなイヤイヤをする】
出掛ける時ぐずぐず、出先から帰ろうとすると帰らない。
お風呂に入ろうと呼びかけても知らんぷり、一度入ると出ない。
疲れて機嫌が悪いと抱っこ〜となるのに抱っこしようとすると抱っこするなとのけぞって怒る。
ご飯よと呼ぶと、何故かおもちゃを出し始める。

【具体的に言うと・・・】
2歳代のイヤイヤはまだ良かったんです。
ある程度子どもの要求をのんだりあやしたりすれば良かったから。
それでもどうにもならなかった疲れてしまった時には諦めて気が済むまで好きにさせたり、出先ならば無理やり抱っこして強制的に撤収したりして乗り越えられました。
まだ赤ちゃんっぽさがたくさん残っていたので、ただただ可愛いなと思う余裕がありました。
力が強く動きもダイナミックになってきた3歳〜4歳半のイヤイヤは体力的にも精神的にも一番堪えました。
外でイヤイヤ発動した時、まずは周囲の安全確保です。
活発な子だけに、ダッシュで逃げられて交通事故にでもあったら大変です。
と同時にイヤイヤ対応するのですが、言葉が達者になってきた分こちらもイライラしてしまうことも増えてつい感情的に返してイヤイヤをヒートアップさせたことも何度もありました。
幼稚園でも絶好調でイヤイヤを発動していたこともあります。
降園時間に迎えに行くと先生5人がかりで娘のイヤイヤ対応している場面に出くわしたこともありました。
先生の一人がうちの子の地雷を踏んでしまったらしく、お母さんは少し待っていてくださいと言われて1時間近く酷暑の中待っていたこともありました。
幼稚園生活を始めてから、子どものマイルールにのんびりと付き合ってあげられないことが増えたことも、イヤイヤが頻発する原因の一つかと思います。
子どもにはじっくり付き合ってあげたいけれど、幼稚園に遅刻してはいけないし、園のルールも守らなければいけないし。
するべきが増えたことで私の気持ちも窮屈になって、それが子どもに伝わっていたのかもしれません。
4歳半から5歳になっても毎日イヤイヤ言っています。
今までにも増してすぐ怒ります。
が、気持ちの切り替えが早くなってきたように思います。
言葉の理解も進み、伝えたいことが伝わるようになった事も大きいと思います。
今までにも増してママ大好きを連発します。
「ママ抱っこ」が口癖の甘えん坊ちゃんなので、ママがいると気持ちの切り替えもしやすいようです。
が、パパに突っかかっていくことが激増しています。
今までイヤイヤ対応をしてこなかったパパにつけが回ってきたのかもしれません。
パパがママと同じくらいの信頼関係を築けたとき、このパパに対するイヤイヤ発動も落ち着くのかもしれません




【当時の心境】
2歳2ヶ月から2歳4か月は、自分の可愛がり方が間違っていたのかと悩みました。
他の穏やかなお友達が羨ましいと思うこともありましたが、やっぱり活発なうちの子がいちばん可愛いとも思っていました。
2歳5か月から3歳5ヶ月は、イヤイヤ言っていても、自己主張してる!可愛いなぁと、ただただ可愛がっていました。
3歳6か月から4歳半は世間の目が気になって辛かったです。
この時期が一番辛かったように思います。
悩みはしなかったけれどただ辛かった。
幼稚園の送り迎えがとにかく大変だったので、家にいる時が幸せでした。
5歳になった今は言葉が達者になってきたのでお互い言いたいことを言って喧嘩して。
でも大好き!と言って仲直りするのでだいぶ楽になりました。




【夫の対応】
2歳2ヶ月から4歳半くらいまで、イヤイヤにはほぼ対応してきませんでした。
子どもに向き合ってイヤイヤに対応するよりも、周囲の目が気になる様子でした。
子どもがうまれた時から、やっぱりママがいいよねと言って都合が悪いことから逃げる所があるので、イヤイヤした時はママにバトンタッチ。
子どももママの方に逃げてきていました。
5歳になってパパに対してイヤイヤされた時は、最初は困って段々イライラしてくるようです。
夫婦で話し合ったことはありませんが、イヤイヤ対応の仕方をそれとなく伝えてはいます。
が、彼の心には届かないらしく、私が伝授した技をまったく使ってくれません。




【工夫と便利グッズ】
とにかく子どもを観察して考えました。
何が言いたいのか、その要求に自分はこたえられるのか、魅力的な代替案はなんなのか。
考えて対応して考えて対応して繰り返すうちに何となくコツを掴んできたようです。
役立ったグッズはティッシュです。
泣くと鼻水が出るので、ティッシュで拭いてスッキリすると落ち着きやすいようです。
イヤイヤの小休止を見極めてさっとボックスティッシュを差し出します。




【強烈な思い出】
雨上がりの幼稚園の帰りの事。
迎えに行くと、園の裏庭に大きな水たまりがありました。
水たまりで遊びたくなった娘はしゃがみこんで動きません。
どうしても遊ぶんだと言ってきかないので、諦めて好きにさせたら、お尻からダイブ。
傘と長靴をバケツ代わりに遊んで泥まみれ。
靴下の柄が分からないほどドロドロのぐっちゃぐちゃ。
そのまま車に乗せられないので園に戻ると、先生が水シャワーで綺麗にしてから着替えさせてくれました。
こんなに汚れちゃった子は初めてだと先生方も大笑い。
自分の思い通りに出来たの子どもは大満足のご機嫌ちゃんで帰宅しました。
が、翌日熱を出して幼稚園をお休みしました。
梅雨入り直後の肌寒い日だったので、そりゃ風邪もひきますよね。
この後、長靴でジャブジャブはしても、泥水ダイブしたいとは言わなくなりました。




【後悔してること】
感情的に巻き込まれて怒ってしまったことは後悔しています。
今でもやってしまうのですが、子ども以上に切り替えられないこともあり、どうしたものかと悩み中ではあります。
あとは、もっと気が済むまで付き合ってあげればよかったと思います。
感情的に怒ってしまうと、子供の音量が大幅にアップします。
夫は何も言いませんでした。
子どもに対しても私に対してもあえて行動しないようにしていたように思います。
最近は私が子どもに強めに注意すると、「ママが〇〇だって」と追随するので、子どもを追い込みたくないからやめてほしいと思います。




【嬉しかったこと】
たまらなく可愛いところはあげきれない程たくさんあります。
イヤイヤ言っていても最後は抱きついてきてエーンと泣きながら甘える所。
イヤイヤ発動しそうなとき、口がへの字になるところ。
すごく怒っているのにぷくぷくほっぺがプルンプルン揺れているところ。
あ〜、可愛すぎてたまりません。
イヤイヤ言っていてもママ大好きなのが自然と伝わってくるのも、ママ冥利につきます。




【現在】
5歳の誕生日を迎えたばかりです。
当初の予定通り一人っ子継続中。
来年は小学校入学を控えているので、ただ可愛いがるだけではいけなくなるのかなと寂しく思います。
夫は相変わらず、言われれば子どもと遊びますが育児に関しては私にほぼ丸投げ。
ただ、家事はしてくれるので、夫が家事をする間は遠慮なく任せて私が子どもとじっくり向き合う時間にしています。
「ママ大好き」と、「ママ抱っこ」が口癖の可愛い5歳娘の体重は17.5キロ。
重いですが、できる限りは抱っこしてぷくぷくの可愛いほっぺを堪能しています。



【当時の自分へのアドバイス】
諦めて傍観者になってみると自分の心がちょっとだけ癒されます。
焦るな焦るな大丈夫と言ってあげたいです。
あとは、イヤイヤが終わった後、子どものぷくぷくの手やほっぺをツンツンしたり抱っこしたりすると自分の心が守られます。
子どもも喜びます。
何をしてもイヤイヤ言う時は言うので、どうせだったら好きにさせて観察して楽しんじゃえ!と言いたいというか、2歳2ヶ月からのイヤイヤ育児をやり直して楽しみたいです。