いつか笑い話になる日のための思い出作り…なーんて綺麗事いってられなーい!(笑)でもね、目の前でイヤイヤしてたあの子は、紛れもなく私たちの天使でした。

【育児体験談】いつか笑い話になる日のための思い出作り…なーんて綺麗事いってられなーい!(笑)でもね、目の前でイヤイヤしてたあの子は、紛れもなく私たちの天使でした。

【自分の年齢】(イヤイヤ期育児の当時)
33歳
【自分の職業】(イヤイヤ期育児の当時)
看護師(育児休暇中)

【夫の年齢】(イヤイヤ期育児の当時)
34歳
【夫の職業】(イヤイヤ期育児の当時)
理学療法士

【住んでいた住宅と環境】(イヤイヤ期育児の当時)
住宅街に中古一戸建てを購入し家族4人暮らし。
近所に小さい子はおらず、みんなから可愛がってもらえている。
実家まで車で5分。
公園や学校、スーパーも徒歩圏内にあり。





【性別】
男の子
【兄弟姉妹】
2歳2ヵ月のときに妹が誕生
【子供の性格】
電車が大好きな男のこ。
穏やかで、他のこにオモチャを取られても怒らない。
お外では頑張り屋さんだけど、1歩家に入るとワガママ全開の内弁慶。




【始まりと予兆】
あれ?最近自己主張強いな?自我が芽生えてきたのか?成長してるなぁ?。
あれ?結果自己主張激しいな?ん?今日全否定されてる?もしかして...これがうわさの...イヤイヤ期だぁー!

【イヤイヤ期の期間】
2歳ぐらいから2歳10ヵ月の現在進行形



【こんなイヤイヤをする】
お洋服を着ずに全裸で鬼ごっこ
車から降りずに車内立てこもり
急にイヤイヤスイッチが入り路上で座り込み

【具体的に言うと・・・】
思い通りに行動できないこと。
日中ワンオペ+0歳児がいる生活で、イヤイヤが治まるのを待つという余裕は、ハッキリ言って当時の自分にはありませんでした。
溜まっていく家事、迫る登園時間、泣き止まない赤ちゃん...。
発狂した日もありました。
息子も息子なりに、成長して自我が芽生えて、それプラス妹ができて戸惑っているのを分かっていながら...。
自分の心に余裕がなかったんです。
いつも何かに迫られている気持ちでした。
もっと肩の力を抜いて、家事なんていいや?って思えればよかったのかな?要はいかに自分の心を穏やかにさせるか、最も苦労したのはそこだったかもしれません。
あのとき息子と一緒になって感情が爆発した日も、疲れきって脱力した日も、自分の育児に後悔はしていません。
むしろ2人でイヤイヤと戦った戦友といってもいいほどです。
それはきっと冷静になったときに、抱きしめて大好きえを伝えてたから。
自分にとって心を穏やかにするコツは、愛情を伝えることだったようです。




【当時の心境】
あーまたでたー全力拒否。
何が気に入らないのよー。
どこで地雷踏んだ?もー夕食の準備もあるのにー。
〇〇して〇〇して...あ!〇〇もしてないのにー。
勘弁してよー。
ほら、今通り過ぎたおばあちゃん、絶対冷たい目で私のことみたよね?違うんだってー。
朝からイヤイヤの積み重ねで、こっちも余裕ないのよー。
いつか終わるっていうけどさ...いや、問題は今なのよ。
あ!あのお母さんも困ってる!?同志だ!お仲間じゃないかー!あーお母さん、お疲れ様です。
わかりますよ、その気持ち。
一緒に頑張りましょう。
可愛い我が子のイヤイヤですもの。
ん...?可愛い我が子...。
そうだ。
目の前でイヤイヤしてるのは、可愛い我が子じゃないか!いつかきっと...こんな時もあったなぁって思える時がくるよね?うん、きっと来る!記録に残しとこう!ムービー撮っとこう!




【夫の対応】
時に付き合い、時に怒り、時に放置。
まともにぶつかりあってたら、こっちの精神衛生上よくない...。
いつかきっと分かる日がくるよね。
こんな小学生いないもんね。
うん。
3回言ってダメだったら諦めよう。
生きてさえいれば良しとしよう。




【工夫と便利グッズ】
まず譲れるとことは譲ること!カップルのようですが。
(笑)「〇〇をしたら〇〇しよう」「じゃ3回したら終わりね」と、具体的に伝えること。
また行動計画を細かく伝えることで、子どもも心の準備ができるようで、比較的スムーズにいきました。
それともう1つ、ムービー撮ることです!記録に残そうと撮り始めたのがキッカケだったのですが、画面を通してみることで、不思議と冷静になれた自分がいました。
また、息子の機嫌がいいときに、イヤイヤを撮影したムービーを見て「おかしいねー。
なんで泣いてるんだろう?どんな気持ちだった?」
と聞いてみたり、一緒に笑ったりしていました。
息子自身も客観的に見ることで、振り返りになったようです。




【強烈な思い出】
ある日お買い物へ出かけようとしたんです。
「ブーブーで行くよ!車乗ってー!」というと、「〇〇の車で行くー!」と...。
嫌な予感がして振り返ると...。
そうです。
彼が乗っていたのは愛車のアンパンマンカー...。
確かに車。
(笑)いや、それじゃ行けないよ。
それで行ったら日が暮れるよ。
と、そんな正論を言ってももちろん通じない。
赤ちゃんを抱っこし、炎天下のなか説得すること数分...。
ダメだ。
拉致があかない。
私の怒りも日射しのようにジリジリと強くなり、私は思いきって息子を置いて車を発進させ、家の周りをグルっと1周!戻ってみると...。
あれ?いない!駐車場にいない!炎天下なのに一瞬にして寒気が...。
私は車を降りて全力疾走。
揺れる赤ちゃん、垂れる冷や汗。
どこいったんだろう?まさか連れ去られた?車に引かれてたらどうしよう?悪いことばかりの想像が膨らみ、自分を最低の親だと責めながら、探すこと数分...。
いたー!いたいた!愛車に乗って走ってる...。
ハァ...。
そっか。
そんなにその車で行きたかったのか。
ママ「車で行くよ」って言ったもんね。
〇〇にとって、このタイミングでの車は、アンパンマンカーを指してたんだよね。
ひとまず無事でよかった。
安心した。
生きてるだけで十分だった。
うん。
生きてるだけで十分だ。
アンパンマンカーで行きましたよ。
近くのコンビニに。
(笑)




【後悔してること】
同じ土俵に立って、感情をコントロールできなくなってしまったこと。
分かってる。
必要な成長過程だって分かってるのに。
正論を言って納得する相手じゃないのに。
子どもも自分もヒートアップして、声も泣き声も大きくなるだけなのに。
夫はただただ傍観者。
これはね、夫なりの私と子どもへの尊敬の態度なんですね。
こうなった過程を想像して、お互いの気持ちを考えた結果、止めないの。
そして冷戦になった瞬間に、子どもを私から離して、「ママはね...」って諭していました。




【嬉しかったこと】
起きた瞬間から全否定!「おはよー!」『おはよーじゃないの!』「保育園行くよー!『保育園行くよーじゃないの!』「帰るよー!」『帰るよーじゃないの!』ちゃんと自分がすること分かってるのね。
(笑)
座り込み作戦からの、気が済んだら歩き出す。
泣き叫びからの、落ち着いたらタオルで顔を拭く。
2歳頑張ってるなあー。
(笑)どうしたら思い通りになるか、2歳なりに試行錯誤してるのね。
(笑)
こんなふうに思えるのは、自分の心に余裕があるときだけですが。
(笑)




【現在】
イヤイヤ期ピークは通り過ぎたかなぁ?。
いや、交換条件を提案するという、こちらの策略が功を制したか!?なんにせよ、相変わらずのフザケ症で妹に優しいお兄ちゃんです。
お気に入りのキャラクターになりきって、素っ頓狂なセリフを振ってきたり、本人は本気だけど、かなりのアレンジが効いた歌やダンスを披露してくれたり。
一緒に本を読むだけで、道を歩いてるだけで笑いを提供してくれます。
私たちの感情はあなた中心で廻ってるね。
あなたのワガママがないと、物足りなく感じてしまう日がくるのかなぁ?腹が立つほどの全否定の返しも、お口を「へ」の字に曲げて大粒の涙を流す泣き顔も、全部大切に覚えておくね。
いつかおばあちゃんになったら、あなたの子どもに教えてあげえるんだから。
まだまだ全力で振り回してちょうだい!



【当時の自分へのアドバイス】
まず、毎日お疲れ様。
ママだってイヤになるよね。
何がしたいか分かんなくなるよね。
2歳の子に怒って、後悔して、寝顔に泣きながら謝ってる。
でも大丈夫、みんな同じだよ。
みんな試行錯誤で育ててる。
大事な大事な我が子だもん。
怒っちゃったぶん、ギューしよ!大好き伝えよ!ママの愛情はちゃんと伝わるよ。
子どもはちゃんとアンテナ張ってるから。
自分を否定することだけはしないでね。
悩んでる時点で、あなたはその子にとって、世界1のママだから。