イヤイヤ期は親の「こうすべき」概念とのぶつかり合いの日々だと思います

【育児体験談】イヤイヤ期は親の「こうすべき」概念とのぶつかり合いの日々だと思います

【自分の年齢】(イヤイヤ期育児の当時)
40歳
【自分の職業】(イヤイヤ期育児の当時)
専業主婦

【夫の年齢】(イヤイヤ期育児の当時)
42歳
【夫の職業】(イヤイヤ期育児の当時)
公務員

【住んでいた住宅と環境】(イヤイヤ期育児の当時)
マンション住まい、夫と子供の3人暮らし。
マンション住まいとあって年齢の近い子育て家庭が多く、割とママ友は多いほうです。





【性別】
男の子
【兄弟姉妹】
子どもは1人だけです(ひとりっこ)
【子供の性格】
男の子の中でも群を抜いて、身体を動かすことが大好きな上、電車が好き。
電車を見ると我先にと猛ダッシュします。
苦手なことはじっとしていること。
絵本の読み聞かせやお絵かきなど部屋での遊びには関心なし。




【始まりと予兆】
日常の買い物で目にする商品全てに触り、手放さなく頑固な行動から、ママ友さんから「イヤイヤ期、始まった?」と言われてこれが予兆なのかな、と感じました。

【イヤイヤ期の期間】
2歳から3歳すぎまで



【こんなイヤイヤをする】
・手にした物(おもちゃや商品など)は子ども自身が納得するまでもっておきたい(親がとると泣く)。
・お菓子をくれるまで台所で泣き叫ぶ(おやつの在り処を知っていたため、指をさして必死にせがむ)
・オムツを変えるのに、必死で逃げ回る。
おむつを交換しようと親が準備し始めるとすぐに気づき、部屋中走り回ったり、隠れる。

【具体的に言うと・・・】
本屋に買い物に出かけた時、キャラクターもののシールブックが子どもの目に入っており、親が「買わないよ」と何度も説得をしているにも関わらず、子ども本人は必死になってシールブックを手放しませんでした。
一度親が甘やかして、買い与えてしまうと癖になるという考えがあったので、強制的に子どもの手からシールブックを取り戻り、本屋を出ました。
その後帰宅し、やけに帰宅後も子どもが大人しく椅子に座って、ご機嫌な声を出して過ごしていたので、何が楽しいのかな、と子どもの様子を見に行くと、戻した
はずの本屋のシールブックを子どもが持っていました。
あまりのことにびっくりしてしまい声が出ず、親の私は思考停止。
その後、子どもに「持って帰ってはダメ」と言い聞かせ、すぐに本屋さんへ事情を説明し謝罪、シールブックを買い取りました。




【当時の心境】
まさかイヤイヤの発動で、お店の商品を持ち帰るとは思っても見なかった事態に、辛い上にこんなことがこれから続いたらたまらないな、と思いました。
その後しばらくは、買い物した後は子どもの手や洋服、ベビーカー周辺に商品が紛れ込んでいないか注意してました。




【夫の対応】
夫は放任主義なので、子どもが「●●したい」と感じているなら自由にさせてあげたい方針でした。
母親の私が一緒の時は割と私のやり方で、夫と子どもの2人でお出かけなどした時は、夫の自由方針に一任しました。
例えば、出先で子どもが「ジュース買って」となれば、夫は泣き叫ばれる前に買い与えて子どもの気持ちを落ち着かせていたようです。
夫婦で折り合いをつけていました。




【工夫と便利グッズ】
我が子の場合、イヤイヤを発動する場面やタイミングがある程度予想できたので、そのようなシチュエーションには敢えて避けて日常生活を過ごすようにしていました。
今振り返れば無駄な努力かもしれませんが、子どものイヤイヤが原因で他の子とのトラブルやママ友とのトラブルにもなりたくありませんでした。
なるべく、我が子だけが自由にのびのび遊べる外遊びの時間帯などは工夫しました。




【強烈な思い出】
ある夜のこと。
入浴後におむつが汚れるいる様子だったので、イヤイヤしながらも部屋中を走りながら子どものおむつ替えに奮闘。
その時、子どもが「フガフガ」と鼻を鳴らしているので、おかしいな、と感じていたものの、日々のおむつ替えがあまりに大変だったため、おむつ交換ミッション完了で私は満足していました。
しかしその後も寝付くことなく、イヤイヤの気持ちのまま子どもは鼻を「フガフガ」
おかしいと感じて鼻の穴を覗くと、おもちゃの部品が詰まってました。
まさかあのおもちゃのあの部品が鼻に入っているとは想像を絶する思いでした。
すぐに鼻から取り出そうと子供を抱きしめるのですが、子どもも何か察知したのか部屋中を走りまわる始末。
帰宅した夫と2人がかりで子どもを捕まえ夜間診療へ連れて行きました。
診察中も泣き叫び、親が必死に抱きしめてなんとか鼻からおもちゃを取り出してもらえました。
今思い出すと、おむつ替えにおもちゃで遊んでいた光景が頭をよぎります。
きっとおもちゃで遊びたくって、オムツ替えは嫌だという意志表示だったと思います。




【後悔してること】
感情的になって、出先でもなりふり構わず感情を爆発させていたことです。
大人としてある程度、ガマンも必要ですが、毎日毎日「イヤイヤ」されると、ちょっとしたことでも苛立ってしまい、今振り返ってももう少し、自分自身のストレルコントロールをすべきだったと反省しています。




【嬉しかったこと】
子どもがおやつが欲しいという欲求と昼寝したくてたまらない睡眠欲求との狭間で子ども自身が泣きながらおやつをねだり、そしておやつを口にした途端に眠りについた時はおかしいやらで笑ってしまいました。
イヤイヤならではの眠りへストンっとする寝顔はたまりません。




【現在】
現在子どもは6歳になりました。
その当時とは違う育児の悩みはあります。
1人っ子で育てているが故に、甘やかしているな、と親の自覚はありますが、ある程度親自身もストレスを減らして子どもと接することも必要かと、あの当時の私と比較すれば随分と丸くなったと思います。
子どもも随分と成長し、会話が楽しめるようになったことは大きい成長です。
親がどうかな、こうかな、と詮索することを極力減らし、子ども自身の言葉で会話を楽しんでいます。



【当時の自分へのアドバイス】
いつかは終わり、いつかはいい思い出になる。
子どもが成長すれば、また違う種の子育ての悩みが生まれる。
そしてその先も子供が大人になったとしても、様々な悩みが尽きないと思います。
子育ては毎日が、ベストチョイス、ベターチョイスを瞬時に判断する日々。
そんなせわしない日々がある意味、充実した毎日だと知ると思います。